日立の前期、最終赤字327億円・薄型テレビなど不振
日立製作所が16日発表した2007年3月期の連結決算(米国会計基準)は最終損益が327億円の赤字(前の期は373億円の黒字)だった。中部電力などで起きた同社製原発タービンの損傷事故に伴う費用の計上に加え、価格競争が激しい薄型テレビやHDD(ハードディスク駆動装置)事業などが利益面で振るわなかった。期末配当は3円(前の期は5.5円)、年間配当は6円(同11円)とする方針。08年3月期の連結最終損益は400億円の黒字と予想している。
前期の連結売上高は前の期比8%増の10兆2479億円。営業利益は29%減の1825億円。部門別では薄型テレビを手掛けるデジタルメディア・民生機器部門が584億円の営業赤字となったほか、電力・産業システム部門は原発での補修費用などを一括計上したため営業利益が61%減少。HDD事業が営業損失を計上した情報通信システム部門は営業利益が29%減少した.。
([NIKKE NET]より)
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