損保ジャパンの前期、純利益8%減・行政処分響く
損害保険ジャパンが23日発表した2007年3月期の連結決算は、純利益が前の期比8%減の619億円だった。06年6月に受けた業務停止処分の影響で新規契約が不振だったことや、保険金の支払い漏れに絡んで人員・システムの増強コストが膨らんだことなどが響いた。
連結の正味収入保険料は1%減の1兆3866億円だった。同日会見した大岩武史常務執行役員は、「行政処分の影響は400億円程度(の減収)」との試算を明らかにした。
主力の自動車保険は1%減の6729億円。火災保険は2%減の1526億円だった。正味支払保険金は4%増の8200億円。資産運用収益は1254億円と8%増えた。営業費・一般管理費は4%増の2561億円だった。年間配当は前の期より3円多い16円に増やす。
08年3月期通期の連結業績は、純利益が前期比5%減の590億円を見込む。年間配当は16円に据え置く。
(『NIKKEI NET』より)
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