米レンタル最大手が「ブルーレイ」支持
【ニューヨーク=小山守生】米レンタルビデオ最大手ブロックバスターは18日、二つに分裂している次世代DVDの規格のうち、ソニーや松下電器産業などが推進する「ブルーレイディスク」の映画ソフトだけを北米1450の店舗で貸し出すと発表した。
東芝などが推進する「HD DVD」は取り扱わない。他のレンタル会社や小売店でも同様の動きが広がる可能性がある。
ブロックバスターは昨年から250店舗で試験的に両規格のレンタルを始めたところ、ブルーレイの貸し出し件数が全体の70%以上を占めたという。このため、来月から全米の店舗で本格展開するにあたって、ブルーレイだけを扱うことにした。
ただ、すでに両方を取りそろえている250店舗とインターネットでのレンタルでは、HD DVDも貸し出す。
ハイビジョン映像を特徴とする次世代DVDは昨年から販売開始された。ブルーレイは米ウォルト・ディズニーなど幅広い映画会社から支持を受けている。
ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)の新しいゲーム機「プレイステーション(PS)3」にブルーレイ再生機能がついたことで、今年に入ってから映画ソフトの売れ行きで「HD DVD」に差をつけている。
(2007年6月18日22時53分 読売新聞)
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