◎オリックス、インドでタクシー参入・首都でまず100台
オリックスはインドでタクシー事業に参入した。第一弾として首都ニューデリーで100台の運行を始めた。エアコン完備の新型車や無線配車システムを導入し、快適で安全な移動手段を求める消費者を取り込む。近代化が遅れているインドの公共交通に一石を投じることになりそうだ。
37.5%出資する現地合弁オリックス・オート・インフラストラクチャー・サービスを通じて進出した。ニューデリーでは1年後をメドに500台に増車する。商都ムンバイなど、ほかの主要都市への拡大も計画している。
電話で配車を受け付ける仕組みで、ニューデリーの料金は1キロごとに15ルピー(約44円)。既存のタクシーに比べ5割程度高めに設定した。配車センターには車両位置の監視システムを導入。車両にも乗客用の緊急通報ボタンを備えて安全性を高めた。
インドのタクシーは零細業者が大半で、資金不足から車両の老朽化が進んでいる。当局は前払いシステムの導入などに取り組んでいるが、不明朗な料金請求などで乗客とのトラブルが後を絶たない。
(『NIKKEI NET』より)
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