◎4月の新車販売低迷、「軽」は16カ月ぶり減
国内の新車販売が一段と低迷している。自動車販売業界がまとめた4月の軽自動車(排気量660cc以下)の新車販売台数は前年同月比6.4%減の13万9779台と16カ月ぶりマイナスとなった。低燃費で維持費の安い軽の販売は昨年初めからの新型車ラッシュも追い風に昨年度に過去最高を記録したが、4月に入り新型車効果が薄れ減少に転じた。
軽を除く登録車(同660cc超)も10.2%減の21万7911台で、4月としては39年ぶりの低水準だった。この結果、軽と登録車を合わせた新車の総販売台数は8.7%減の35万7690台で13カ月連続マイナスだった。
軽の販売が減少に転じたのは新型車効果の一巡が背景にある。昨年は1―2月にスズキなど4社が新型車をそれぞれ発売。昨年4月の販売台数は過去2番目の高水準だった。今年は1月以降に全面改良した新型車がなく、通年でも10車種以上の新型車が投入された昨年の半分程度になる見通し。
(『NIKKEI NET』より)
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